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忘れるためのなぐりがき

短編小説や、映画・アニメの感想を書いています。

雑な感想:『約束のネバーランド』9話(週刊少年ジャンプ2016年10月17日号)

漫画

3話以来の衝撃 ※ネタバレ注意

【前回までのあらすじ】
来るべき脱走に備え、「鬼ごっこ」という名目で逃走能力の特訓に励む子ども達。そこへ乱入してきたシスター・クローネ。「鬼ごっこ」ですら負けるなら、本番の成功率は限りなく絶望的だということになる。果たして今の子ども達に、シスター・クローネを倒す実力はあるか? そもそも「鬼ごっこ」に加わってきたシスター・クローネの意図は?

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 結論から言えば、シスター・クローネは「鬼ごっこ」に敗けます。

……という最低最悪なネタバレはさておき、それ以上の新事実が明かされる回となりましたので、さっそく今週のポイントへ参りましょう。

【今週のポイント】

①シスター・クローネは、ママから信用されていないことを恨み、ママを出し抜いて自分が「ママ」の座に就くことを狙っている。f:id:newladyrossa:20161004012850j:plain

やはり来ました。
この作品における対立の大きな枠組みは、「システムvs子ども達vsママ」という三すくみです(と予想しています)が、ここで新たに「ママvsシスター・クローネ」という小対立が打ち出されました。自分の目的を達成するための道具として雇い入れたシスター・クローネに敵対されちゃあ、ママも堪ったもんじゃありません。それとも、ママのことだから、シスター・クローネの反抗ですら駒の一つとして想定内でしょうか?
いずれにせよ対立が増えるのは大歓迎です。わくわく。

②何が何でも子ども達を負かしたいシスター・クローネ、主人公トリオの弱点を暴く。f:id:newladyrossa:20161004012926j:plain

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☆優しい頭脳派・ノーマンの弱点 =体力がない
☆ニヒルな頭脳派・レイの弱点  =判断が早い分、諦めも早い
☆体力バカ・エマの弱点     =他人を見捨てられない

どれもそれぞれ、「あ~なるほどね~」という素晴らしい弱点設定ですが、特にグッと来たのは「レイは諦めが早い」という設定ですね。頭がいい人ほど、やってみる前から「それ、無駄だよ」って言いがち……は、なかなかに納得です。

とはいえ、レイは6話の時点ではノーマンより意志が強かった(簡単に絶望しなかった)気がするので、体力も意志もないノーマンが案外最弱なのでは、というのも面白いです。ってことは、今のところノーマンの最大の武器は、エマに対する恋心だけかい! 恋心は、良い方向へ育っていけば、愛する人に対して見返りなく自己犠牲を発揮するというとてつもない勇気に昇華しますが、悪い方向へ行ってしまった場合には執着と嫉妬の狂気へ大変貌を遂げる諸刃の剣のようなものです。ノーマンの今後に期待です。

③施設の子ども達の中で、脱走を志す主人公トリオと敵対する子どもが登場するフラグが立つf:id:newladyrossa:20161004013227j:plain

これまでもちょくちょく、主人公トリオの行動を、どことなく静観する描写が登場した彼女(記憶の限りまだ名前は明かされなかった気がする)、とうとうシスター・クローネから目を付けられるだけでなく、主人公トリオに劣らない能力の持ち主であることが判明しました。近い将来、彼女がシスター・クローネの側に就き、主人公トリオの脱走を阻む強力な敵として立ちふさがる日が来るかもしれません。来週、彼女のクローズアップが来るでしょうか?

 

 というわけで、「システム vs 子ども達 vs ママ」の対立構造が明かされた3話以来の、大きな展開があった9話でした。「鬼ごっこしましょう」というサブタイトルも、シンプルながら頭がおかしい感じがして、好きです(普通、鬼ごっこの誘い方は「鬼ごっこしようぜ」とか「鬼ごっこしない?」であり、「しましょう」という丁寧口調を扱える年齢の人間は、鬼ごっこに誘わない)

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ママ推しの私としては、子どもにすら負けるよーなシスター・クローネには、ママの手駒として目いっぱいこき使われたあげく、最高にアッサリ使い捨てられてほしい(笑)