忘れるためのなぐりがき

短編小説や、映画・アニメの感想を書いています。

ルックスだけを見て特にヤバイと思った「ジャン=ポール・エヴァン」歴代クリスマスケーキベスト10

下の単語リストを見てほしい。これは、あるクリエイターが毎年末に発表する新作の、歴代のテーマ(一部)である。この単語だけを見て、あなたはこのクリエイターの職業は何だと思うだろうか? 現代アート作家? それとも、映画祭かなんかのキュレーター?

2006年 「出会い」
2007年 「きのう‐きょう‐あした」
2008年 「アンフリュアンス(影響)」
2009年 「テール ア テール」
2010年 「アンヴィ(願望)」
2011年 「好奇心」
2012年 「火遊び」
2013年 「ベスト オブ」
2014年 「甘美な狂気」
2015年 「足はしっかり地に着けて、頭は星々の高みに」
2016年 「フレンチタッチ」

正解は、ジャン=ポール・エヴァンというフランスのチョコレート屋さんの、クリスマスケーキのテーマでした~!

このチョコレート屋さん、私は全然詳しくないのだが、「フランス国家最優秀職人章(M.O.F)など数々の栄誉に輝く世界トップクラスのショコラティエ」が率いるブランドで、彼は「L’express style(※フランスの雑誌)によって「フランスのショコラ界の巨匠のひとり」、また「ショコラの生き神」と称されてい」るんだそう(「ショコラの生き神」ってw)。創業は1988年、日本上陸は2002年。ちなみに日本展開を行う会社は、パン屋チェーン・アンデルセンの子会社だったりする。

毎年10月頃に発表されるここのクリスマスケーキを、私が初めて知ったのは、2012年「火遊び」だった。たまたま通りかかったジャンポールエヴァン銀座三越店のショーウィンドウを前に、思わず「狂ってんのか?!」と叫んだ。以来、少しずつ溜まっていった「狂ってんのか?!」が、今年の発表を受けコップの表面張力ギリギリにまでなったので、爆発する前に発散させるべく、ネットからかき集めた歴代クリスマスケーキの画像から、「狂ってんのか?!」ベスト10を発表したい。つまり、高級チョコレート店のクリスマスケーキを、食べもしないで画像だけで勝手に決めるという、最低な暇潰しです。ここまで読まれて分かるように、選考基準は全部フィーリングということで、ご勘弁いただきたい。

※ジャンポールエヴァンが日本でのクリスマスケーキ発売を始めたのは2003年からだが、ネットで情報が辿れたのが2006年からだったので、2006年~のことを扱う

<ルックスだけを見て特にヤバイと思った「ジャン=ポール・エヴァン」歴代クリスマスケーキベスト10>

 

10位 「ビュシェット」2008年、7560円

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この年のテーマは「アンフリュアンス(影響)」だそうで、映画館で幕間に食べるアイスバーからインスピレーションを得て作ったケーキだそうだが、一般的な日本人が好むクリスマスケーキの体をなしていない。6人パーティのつもりで用意して、飛び入りで7人目が来ちゃった時はどうすればいいだろうか。

9位 「ビュッシュ アンヴィ デートル アイユール(他の場所にいたい願望)」2010年、5250円

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「冬の厳しさから逃れて、太陽が輝き椰子の木がそよぐ無人島に脱出したいと願う思いを表現した一品」だそうで、映画館でのアイスバーよりは冬向けだが、相変わらずクリスマスを祝おうという気概が感じられない。

8位 「ビュッシュ レジェール」2009年、5775円

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この年のテーマ「テール・ア・テール」は「土から土へ」という意味らしく、地に足をつけて、普遍的な基本にかえろうという想いが込められているんだとか。で、普遍的な基本に帰った結果、クリスマスケーキのテーマは「万物の四大元素=水、土、火、空気」。発想が怖い。水、土、火、空気の4つのケーキから、「空気」。空気を風船で表現するセンスはいいけど、クリスマスではない。

7位 「ビュッシュ ダンフェール ソクル」2015年、10000円

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エヴァン氏は数年に一度、原点回帰志向になるようで、2015年のテーマもまた「足はしっかり地に着けて、頭は星々の高みに」という原点回帰を標榜するものだった。が、エヴァン氏レベルのアーティストになると、頭を置く高さや、足をつける地面の座標が、一般人のそれとは違う。惑星をあしらい宇宙を表現した「インターステラー」というケーキ(「インターステラー」w)とともに発表されたのは、地獄のケーキ。彼が足をつける地面は、地獄なのだ。そして一体誰が彼と一緒に、地獄でクリスマスを祝うのか。

6位 「あした」のビュッシュ:《Desir design》「デジール・デザイン」2007年、6300円

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2007年のテーマは「きのう‐きょう‐あした」、その中から「あした」、すなわち未来を担当したケーキ。「デザインへの欲望」というタイトルに反し、銀色のチューブで近未来を表現というのは平凡な発想……だからデザインへの欲望なの? わからない。肝心なお味は「ほのかにピリッとする唐辛子のピューレがアクセントに添えられている」ものだったらしい。

5位 「きょう」のビュッシュ:《Green Buche》「グリーン・ビュッシュ」2007年、5775円

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「なんともユニークな風貌だが、このビュッシュを通して、おいしさだけでなく、エコや命の大切さを提案。小さなプラカードは、森や水や空気などの大切さを訴えている」という解説をネットで見かけた。解説に感謝。「あした」より525円安いのもよくわからない。確認するが、これはクリスマスケーキとして発表されたケーキである。

4位 「ビュッシュ フゥ」2009年、5775円

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2009年の「万物の四大元素」シリーズ。火。暖かな暖炉の火にくべられた薪を表現したとのことで、ここまでのケーキのなかでは、一番クリスマスっぽさを感じられるが……

3位 「ビュッシュ オ シュネ」2012年、5250円

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「ビュッシュ フゥ」から3年後、薪の表現が進化。2012年はテーマ自体がヤバい(後述)。

2位 「ビッシュビーハッピー」2014年、5940円

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2014年のテーマ「甘美な狂気」に恥じることなく、こちらに笑顔を強要する何とも言えないスマイルと文字(BE HAPPY!)が怖い。他のケーキもあわせ、まどマギ(犬カレー空間)に似ている、という評価を見かけた。

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1位 「ビュッシュ ディナミット」2012年、5775円

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2012年、「火遊び」をテーマにした一連のケーキを見た瞬間、私の中の「クリスマスケーキ」という概念がガラガラと崩れた。一緒に発表された「ビュッシュ ラ プティット マルシャンド ダリュメット」(マッチ売りの少女)もヤバい。「火はキッチンであらゆるルセットをかたちにするために欠かせませんが、私のクリエーションも情熱の炎に絶えずかきたてられているのです」。これが、暇を持て余した神々の遊びですよ!

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今年2016年は「フランスタッチ」、すなわちフランスっぽさの追求がテーマだそうで、ムーランルージュの踊り子が並んだ「ビュッシュ 《カンカン》」にはびっくりさせられるものの、屋根に梯子を立てて月を捕まえようとする「ビュッシュ 《レーヴ》」は、童話のような雰囲気が案外、これまでで1番クリスマス向けかも……しれない。

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セブンイレブンが今年、クリスマス商戦に際して安室奈美恵とのタイアップを決め、「対象商品をお買い上げの方にセブン限定イメージソングをプレゼント」というキャンペーンを展開するのに対し、作りたいケーキを作り、6000円前後で売るジャン=ポール・エヴァンの、なんと自由闊達なことか(ないし、このブランドを支持する層が一定層いるという事実)。なんだか、きつーいものを覗き見てしまったような気がした。私たちは、果たしてどこのクリスマスケーキを買えばいいんだろうか? そもそも、クリスマスなんて祝う必要があるんだろうか?

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今年のクリスマスケーキについて、ジャン=ポール・エヴァンは次のような声明を付している(太字による強調は筆者による)。

「……けれども、どんなに努力しても説明不可能な部分があると認めざるを得ません。それはデギュスタシオン(※味見)の魔法によって、幸せをともなって立ち現れます。喜び、というものです」(公式サイトより)

雑な感想:劇場上映「ゴーゴー日本アニメ(ーター)見本市」

劇場上映「ゴーゴー日本アニメ(ーター)見本市」、および
・『Kanón』
・『Sex&VIOLENCE with MACHSPEED』
・『オチビサン
・『ENDLESS NIGHT』
・『新世紀いんぱくつ。』
・『機動警察パトレイバーREBOOT
の、適当な感想です(ネタバレ?あります)。

"オリジナル企画・スピンオフ企画・プロモーション映像・MusicPV・VJFilmetc...
ジャンルを問わず愛と勢いで創りきる数々のオムニバスアニメーション
期間、予算等を制限した中での企画開発、R&D、人材育成、自由な創作の場として
この先の映像制作の可能性を探るWEB配信アニメーションシリーズです。"

2014年に始まって以来、存在はなんとなく知っていて、何作品かはweb公開時に単体で見たことがあった。これまで3シーズン(+EXTRA)で36作品が公開され、その中の選りすぐりを劇場で上映(今回上映されたのは13本でしたが、36作品からなぜこの13本が選ばれたのかは、調べてないのでわからないです)。劇場上映イベント自体は、今回で2回目っぽい?

ざっと見の全体的な感想は、


みんな「おっぱい、ロボ、爆発」好きすぎ。13作品中、これらが出てこなかった作品は『オチビサン』『ENDLESS NIGHT』の2つだけ(『鼻下紳士回顧録』は、おっぱいにカウントしていいかグレー)。アニメーター見本市とはいえど、監督の自主制作(個人プレー)ではなく商業アニメーションスタジオに所属する人との共同作業(チームプレー)、加えて限られた期間と予算と来れば、ゼロからの自由な発想ではなく、今の日本アニメの共通言語である「おっぱい、ロボ、爆発」を使って作る方が手っ取り早い、という判断からの結果だろうか。その「おっぱい、ロボ、爆発」大喜利にしても、斬新に感じたのは TRIGGER今石監督の「Sex&VIOLENCE with MACHSPEED」だけで(理由は後述)、あとはみんな80年代好きね~って感じである。


短編アニメーションとして完結した作品ではなく、「テレビシリーズの第一話冒頭」のような作品が多かった。13本中、5本くらい? 短編アニメーション見本市ではなく、あくまでアニメーター見本市なのだから構わないっちゃ構わないが、全く知らないテレビ作品を、何の説明もなく1話冒頭だけ中途半端に見せられるようで、意味不明。シナリオ目当てではないにしたって、見るのが辛い作品がいくつかあった。


・声優を使う作品とそうじゃない作品があったが、使う作品では登場人物が何人いようと、キャストは山寺宏一林原めぐみだけ。だから、最後の方は「山寺宏一林原めぐみの演技見本市」だった(笑)

 

心からびっくりした作品はなかったが、いくつか気になった作品があったので、簡単に書く。

 

『Kanón』

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前田真宏監督・脚本。アダムとエヴァの物語を下敷きに、自分が作った土人形に翻弄されるアダムの顛末を描く(シナリオすげーなと思ったら、どうやらカレル・チャペックの戯曲が原作らしい)。アートアニメに突如登場する美少女&エヴァ字幕芸が、前田監督ご愛敬。ふだんの仕事から離れて、作りたいモノを作った、という自由さを1番感じた。

 

『Sex&VIOLENCE with MACHSPEED』

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今石監督&TRIGGER組の作品。お馴染みのTRIGGER節(ハンナバーベラ×美少女)を、地上波じゃ絶対に放送できないレベルのエログロにまで高めた作品。転んだゴム製ダッチワイフが、男性キャラクターの股間にいい具合に収まり、ダッチワイフが着地した衝撃から上下しているうちに男性が射精。事後、ダッチワイフの子宮にたまった精液が、ダッチワイフの太ももに零れてつたう描写が執拗にズームされる。突き放したクールな視点、意地の悪さが心地よかった。ルーツ(ハンナバーベラ)が他の作品(80年代的美少女)とは違うという点が「おっぱい、ロボ、爆発」大喜利の中では珍しく、好感を持った。

 

オチビサン

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安野モヨコ原作漫画によるコマ撮りアニメ。監督は広告代理店出身の川村真司、制作はCM制作会社太陽企画と、布陣からして他の作品とは毛色が違う。うちわや湯呑みの微妙な陰影を完全にトレースしたアニメーションに、コマ撮り技術の高さを見せつけられた。こうしたルックスが、「オチビサン(幼児)を主人公に日本の四季の移ろいを描く」というテーマとあいまって、「おっぱい、ロボ、爆発」大喜利の中で一服の清涼剤となった。

 

『ENDLESS NIGHT』

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大本命その1。現在、絶賛放送中のフィギュアスケートアニメ『ユーリ!!! on ICE』の山本沙代監督がユーリ直前に公開した作品ということ(しかも題材はフィギュアスケート)、また、日頃個人的に尊敬しているブロガーさんがユーリよりこちらを絶賛している、とのことで、楽しみにしていた(1度、webでは見ているのだけれど)。改めて3つ面白いなと思うところがあった。1つ目は、アニメでしかつけない嘘があること。テレビで見たフィギュアスケート選手に憧れた男の子が、その振付をコピーしながら、学校の廊下、電車の車内などで踊りまくるという描写(もちろん男の子の妄想であり、実際には選手が試合に使った曲を音楽プレイヤーで聴いているにすぎない)は、実写では実現しづらい絵面である。

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2つ目は、影の表現にスクリーントーンのような演出を採用している点スクリーントーンを使うことで、キャラデザを担当した漫画家・上條淳士の絵がそのままアニメになった(動いた)ような印象を与える反面、画面全体にかかる均一の大きさのドットが、時折画面内の遠近を殺してしまうことが気になった。特に、氷上で縦横無尽に動き回るスケーターのシーンで、その違和感が大きかった(もしかしたら、山本監督は違和感を承知の上で、上條漫画へのリスペクトを採ったのかもしれないが)。3つ目は、「おっぱい、ロボ、爆発」大喜利の中で、そのどれにも当て嵌まらないということ。今回上映された13本のうち、今作だけが女性による監督作品だ。もちろん女性でも、たとえば京アニ山田尚子監督のように「美少女」が好きな方も沢山いるが、山本監督はそうではない、ということを改めて感じられる作品だった(手塚-吾妻ひでお路線ではなく、上條淳士をキャラデザに持ってきた時点で「おっぱい、ロボ、爆発」とは一線を画す)。女性アニメファンの台頭により「おっぱい、ロボ、爆発」で溢れかえっていた状況が崩れつつある現在の日本の商業アニメのシーンを反映しているようで、興味深かった。とはいえ、「おっぱい、ロボ、爆発」のオルタナティブが『ユーリ!!! on ICE』(=腐女子or夢女子)というのも、根っこのメンタルは同じなようで、つまらないが。

 

『新世紀いんぱくつ。』

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この作品は、「おっぱい、ロボ、爆発」大喜利の代表として、悪い意味で印象に残った。エヴァンゲリオンの世界で(あ、エヴァの公式スピンオフだったんですね)、中途半端なCGで出来た中学生ネットアイドル3人組による、通俗的な百合ドラマ。いつまでもエヴァを引きずったり、あるいはラブライブアイマスに熱中したりするオタクを小馬鹿にしているのか、それとも本気でやっているのか。監督の真意が気になった。監督本人と思しきツイッターに並ぶ「ゴミ人間のようだ」「すぐ死にかけるのよくない」「人と会わねば」「外に出ねば」という投稿とあわせ、興味深くはあった。

 

機動警察パトレイバーREBOOT

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大本命その2。『イヴの時間』吉浦康裕監督×パトレイバーという、まさかの布陣。今作の情報が発表されて以来、「ルパンにおけるカリ城、「うる星」における「ビューティフルドリーマー」になるか、もしくは企画倒れの寒い作品になるか?!」と1人興奮していたが、結論としては、8分間の作品だけじゃ何もわからなかった(笑)
特徴としては、まるで今の東京そのままのような光景をした「東京」を舞台にしていること(劇中で登場する日暮里の街並みや山手線のホームは、今現在のそれとほとんど同じのように見え、SFファンタジーらしさは無い)、「僕たちは、ロボットアニメの主人公じゃない。町と人々を守る警察官なんです」というセリフが象徴するように地に足の着いた警察ドラマを志向しているようだ、ということ。すなわち、パトレイバーという嘘以外はつかない、という姿勢押井守のような堅牢な思想ではなく、「自分の能力と責任に応じ、やるべきことを淡々とやる人間でいよう」という細やかな矜持が、2010年代らしさとは言えそうである。

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日本アニメーター見本市でも「EXTRA」と特権扱いされているあたり、今回の公開の反応を見て続編(吉浦監督による新シリーズ)のゴーサインが決るか、あるいは既に始まっている新シリーズの宣伝としての今作か。今後の動向が気になる。

 

……以上、結局は「おっぱい、ロボ、爆発」ジャンルそのものが嫌いなんじゃねーか!!と、自分で突っ込みたくなるような感想でした。「おっぱい、ロボ、爆発」に開き直って初めて、エヴァまどマギのようなアニメが生れるんだ、という自覚はありつつ……

雑な感想:『約束のネバーランド』11話(週刊少年ジャンプ2016年10月31日号)

新たな仲間2人をテスト、それぞれに別の情報を流す。果たして、ママの内通者は誰?

※ネタバレあります。

先週、食用人間を育てるファームであった孤児院から脱出するために、「計画に主人公トリオ以外の年長者を引き入れ、チームに分かれて脱出する」「脱出時にママとシスター・クローネのことは敢えて殺さない」「脱出決行は10日後」と決めた主人公トリオ。

今週はその第一段階として、主人公トリオ以外の年長者、ドン(男)とギルダ(女)を計画に引き入れます。その際、2人が万が一ママの密通者だった場合に備え、脱走目的や次の作戦について、偽情報を流すことに。

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「施設を出た子どもは人身売買されている(※本当は食用として殺される)」と聞き、冗談だと受け取るドン。

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対してギルダは、薄々その予感を持っていたこと、近頃エマの様子がおかしいと思っていたったこと等を告白し、エマと打ち解けます。

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ちなみに、偽情報に使ったのは”脱走に使うロープの隠し場所”で、ドンには「ノーマンのベッドの裏」、ギルダには「2階トイレの天井裏」という情報が伝えられました。

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……さて。

ここまで今作を読まれた方にはお分かりのように、前々から主人公トリオの行動をどことなく静観する描写が登場したギルダ。彼女の反応は、やっぱりミスリードでした。

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計画の話を聞き、エマと打ち明けた後の真夜中、そーっとベッドを抜け出しがギルだが向かった先は、ママの部屋の前。主人公トリオから教えられた偽情報「2階トイレの天井裏にロープがある」をママに教えるためでしょうか、部屋の扉の前にメモを落としたギルダ。そして直後、一体全体どういうわけだか、廊下でシスター・クローネに捕まる……。

……が、ここで「グレーだったギルダは黒だった」だけで終わらせないのが、今作の魅力です!

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ラスト1コマ。不敵の笑みを浮かべたママが開いたメモには、「ロープはノーマンのベッドにある」と書かれていました。その情報を知っているのは、ギルダではなくドンのはず。つまり、ドンもまたママの密通者だったのでした!
(ドンが自分で直接ママにメモを手渡したのか、それとも、ドンが得た情報を、ギルダが自分が聞いた情報と共にママに流したのか、現時点では判明しませんが。)

「エマと打ち解けたギルダがやっぱり黒だった」だけでなく、「計画を聞いてパニックになったドンもまた、やっぱり黒だった」とミスリードが2つあるのが、大変失礼ながら「良く出来てるなぁ……」と、思わず感心してしまいました。しかも、比較的簡単な「ギルダ=黒」に気を取られ、後者の「ドン=黒」については、よっぽど意地悪な読者でない限り、どんでん返しと感じることでしょう。そのギルダにしても、正体が大まかに判明した代わり、ママと敵対している(た)はずのシスター・クローネに強引に話しかけられたところで終り、謎(読者の興味)が尽きません。
世界観についてはどことなく既視感のある今作でしたが、毎週毎週ひっぱる技術はさすが天下の少年ジャンプだなぁと、ここ3週間くらい特に思う次第です。

 

上記以外に今週特筆すべきことは、優しい頭脳派ノーマンと、ニヒルな頭脳派レイの間に、小さな対立が生まれたということでしょう。
先週以来、エマへの恋心を改めて確認し、脱出へのヤル気を高めたノーマンは、キレキレの頭脳を活かし「新しい仲間には偽情報を教える」「脱走決行は(自分たちもママも不可能だと思っている)10日後にするからこそ、裏をかける」等、有効かつリスキーな計画を次々に打ち出したことが印象的ですが、レイはやや不服なようです。

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9話で明かされたレイの弱点「判断が早い分、諦めも早い」すなわち、頭がいい人ほどやってみる前から「それ、無駄だよ」って言いがち……という伏線が、効いています。

 

なお今週のサブタイトルは、11話にして初めて「内通者①」という、ナンバリングされたものでした。今週動き始めた2つの対立、主人公トリオ vs ドン&ギルダ、ギルダ vs シスター・クローネの行方は果たして。
来週「内通者②」(予想)が楽しみです。

新宿の喫煙所にて

今日、新宿の端の喫煙所で “いいもの” を見た。

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パチンコ屋の入口兼、居酒屋チェーン等が入った雑居ビルの入口、にあるその屋外喫煙所は、いかにも繁華街の片隅といった汚らしい喫煙所で、いつも誰かが捨てていったコーヒー缶や栄養ドリンクの瓶、煙草の吸い殻、空き箱などが散乱していた。私はそこを結構な頻度で使うのだが、それはアルバイト先から一番近い喫煙所だからという理由に過ぎない。
今日も、11時間勤務(笑)を終えて至福の一服のために向かうと、先客が数人おり、その中に30代くらいの、ちょっとチャラ目の茶髪のスーツの2人組がいた。2人は、何か適当な恋愛トークで盛り上がっているようだった。よくある風景。

しばらくすると、どこかから「カチカチカチ」という音が聞こえてきた。喫煙者ならお馴染み、燃料が切れ気味のライターの火がなかなかつかない音だ。よくある風景。

それだけなら私は気に留めなかった。しかし、私は気付くとスマホから視線を外して、ライターの持ち主に目を向けていた。ライターの持ち主は、痩せ気味のオジサンだった。普通の人なら、ライターの火がつかない場合、3回くらいカチカチしたら諦めるところを、オジサンはなぜか執拗にカチカチし続けている。パチンコに負けたか知らないけど、泣き出しそうな、情けない顔をしていた。

私が顔を上げたのは、オジサンのカチカチが異様にしつこかったからではない。その時、スーツの男性の1人が、オジサンにすっと、自分の煙草を差し出したのだ。

「火、どうぞ」

オジサンは、彼から受け取った煙草に、自分の煙草の先端を押し付けて煙草を吸った。そうして、オジサンの煙草には無事に火がついた。

オジサンから煙草を返してもらうと、男性は何事もなかったかのように恋愛トークに戻った。男性の一連の身振りがあまりに鮮やかすぎて、私はしばらく唖然とした。

煙草から煙草に火を移す行為がどれほどポピュラーなものかはわからないが、友だち同士の飲みの席ならまだしも、普通の感覚ならば自分が自分の煙草に火をつける時に使ったライターなりマッチなりを貸す。ひょっとすると、彼は前に、今日みたいに見知らぬ他人同士が居合わせたどこかの喫煙所で、誰かからこうやって火をもらったことがあったのかもしれない。

何より肝心なのは、彼がその時オジサンが感じていた「煙草に火がつかなくて腹立だしい/不快だ/しんどい」という状況に気がつき、オジサンを見落とさなかったことだ。散らばったゴミと周囲のネオンで眩しく、ガヤガヤと煩い雑踏の中、彼だけがオジサンに反応した。自分が吸っている煙草をパッと離して渡すことは、ポケットからライターなりマッチなりを取り出すよりも、素早く事態に対応できる。

私や彼よりも早めの一服を終えたオジサンは、彼に会釈をし、無言で喫煙所を去った。

生きていくうえで少しずつ溜まっていく負の感情というものは、ある。人それぞれの生来の思いやりや優しさとは関係なく、ほんのちょっとのタイミングだったり、身体の調子だったり疲労の具合で、人間の感情は簡単に狂暴になる。白状すれば私自身、アルバイトの最後の2時間くらいは疲れやら空腹やらで、お客さんに対し心の中で舌打ちするどころか、平気で「なんなんだよこいつ、死ねよ」と思うこともしょっちゅうだ(こうして文章を書く/読む自分は「おいおい」と思うけど、勤務中ってそんなもんだとも思う)。そんな負の感情をやり過ごすために煙草を吸う場所で、喫煙者は周りのことを見ないのは、半ば仕方のないことだと思う(だから、新宿の喫煙所はいつも汚い)。

この些細な事件の顛末について、場所柄、実はスーツの2人はゲイで、オジサンが喫煙所に入ってきたときから「お、イイね」と目をつけていて、イイ感じの人が火に困っていたからちょっぴり意外性のある方法でちょっかい半分火を貸しました~っていう、ナンパごっこ(あくまでごっこ)の一環でした、に過ぎないかもしれない。ちゃんちゃん。
が、彼の動機はどうであれ、行為を通じて表面に出てきたものは、その時のオジサンの負の感情が、確実に消化された、ということ。
泣きそうだったオジサンが会釈で喫煙所を後にしたこと。
見知らぬ者同士の、こういうちょっとした行為の交わし合いが、案外私たちをどこか根底で、絶望の淵から救っている気がする。

 

Paradise is not a foreign land
an aviary's open gate, a man with no countory
or a ship sailing to Byzantium, or a vanquished land
...
Could it be
the eyelash on a pillow
the voice captured on an answering machine
the trains coming and going
all day at Shinjuku Station
are our best witnesses?


楽園は異国の地でも
鳥小屋の開いた出入り口でも、国のない人間でもなく
ビザンチウムに旅立つ船でも、征服された地でもない。

(中略)

ひょっとして
枕の上の睫毛
留守番電話の捉えた声
新宿駅に一日中
入ってきては出ていく電車
それらが私たちの最良の目撃者なのか?

 

Leza Lowitz, "Shinjuku Station" 柴田元幸訳「新宿駅

あのオジサンが、いつかどこかで火に困っている喫煙者に煙草を差し出す時があればいいな……はもとより、「どんなに疲れていても、こんくらいのことは、な?」と、スーツの彼に励まされた気がした。

雑な感想:『約束のネバーランド』10話(週刊少年ジャンプ2016年10月24日号)

今週のノーマンは、冴えておりますですのよ!

※ネタバレ注意

 

先週、シスター・クローネとの鬼ごっこに勝利した主人公トリオ。これまでの子ども達の特訓成果を鑑み、個別ではなく、いくつかのチームに分けて逃走する作戦に決めます。その隊列を組むため、トリオ以外の2人の年長者ドンとギルダを仲間へ加えることに。

それから逃走の際、ママとシスター・クローネについては、殺すのではなくあくまで監禁に留めることに。これは、万が一2人に発信器がついていて、2人を管理する鬼側に異常事態が知られることを防ぐためです。

さらに、ママの手の内について、推理が披露されます。ここまででママは、彼女自身もシスター・クローネにも、子ども達の中で最も怪しい年長者5人(主人公トリオ含む)を特にマークすることはせず、あくまで全体の監視しか行っていませんでした。ここから逆算できるのは、ママは既に誰かをマークするまでもなく、脱走計画の存在とその中心者の特定が済んでおり、その手段として子ども達の中に内通者ないし情報源がいるという可能性です。

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「ドンやギルダがママの情報源だった場合、引き入れるのは危ないのでは」というレイに対し、「スパイでも問題ない。偽情報を流して、ママを情報操作する手段に使えばいい」と即答するノーマン。

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レイの手引きで、子ども達の発信器を壊す算段があと10日ほどで整うと聞き、ノーマンは脱走決行日を10日後の11月8日に決定します。

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今週のノーマンは、冴えていますよ!!!

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今週固まった新たなタスク(チームに分かれる、他の年長者を引き入れる、ママとシスター・クローネは拘束する、スパイを利用する)は、実際にはレイとノーマン2人のプランでしょうが、すべてノーマンの台詞が初出という演出がされています。
そして、そんな冴えわたったノーマンの冴えを冴えさせた決定的要因は、皆さまお馴染み、ノーマン少年のエマ嬢への恋心(で、出た~~~!!!)
恋は頭の回転を早める!

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以上が、今週の中心的なお話でした。
他には、子ども達に鬼ごっこで敗け傷心のシスター・クローネの傷口に、ママが塩を塗りこみました。実はあの鬼ごっこ自体、「わいが育てた子ども達を舐めとんのかぁ~! ちぃとお仕置きしたるわ~!」という、シスターに対してママが仕組んだ罠だったそうで。

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シスター・クローネ、完全にポッキリ。ママ vs シスター・クローネの対立が終了した代り、先週から浮上した主人公トリオ vs 子ども達の内通者という対立が全面に出てきたということでしょう。相変わらず小さなトラブルが絶え間なく投入され、読者を飽きさせません。

脱走決行が「11月8日」と決まったわけですが、現実の11月8日までには、あと4回月曜日があります。
あと4話後に、脱走開始?

雑な感想:『約束のネバーランド』9話(週刊少年ジャンプ2016年10月17日号)

3話以来の衝撃 ※ネタバレ注意

【前回までのあらすじ】
来るべき脱走に備え、「鬼ごっこ」という名目で逃走能力の特訓に励む子ども達。そこへ乱入してきたシスター・クローネ。「鬼ごっこ」ですら負けるなら、本番の成功率は限りなく絶望的だということになる。果たして今の子ども達に、シスター・クローネを倒す実力はあるか? そもそも「鬼ごっこ」に加わってきたシスター・クローネの意図は?

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2016年夏期アニメの感想

※2016年7月~9月にかけて視聴した『モブサイコ100』『甘々と稲妻』『ポケットモンスターXY&Z』『美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!』『91Days』『逆転裁判』『Re:ゼロから始める異世界生活』の雑な感想です。ネタバレあるので、ご注意下さい。

モブサイコ100

監督/立川譲 シリーズ構成・脚本/瀬古浩司 キャラクターデザイン/亀田祥倫 アニメーション制作/ボンズ

スタイリッシュなアニメーションと、地に足の着いたキャラクターf:id:newladyrossa:20160926220209j:plain

ボンズの本気! 同じONE作品でありながら、村田先生によるクリンナップを元に作画枚数でぶん殴ってきた『ワンパンマン』に対し、ONE先生の個性的な絵柄にアートアニメーションにあわせるという今作のコンセプトは、どことなく魔法少女まどか☆マギカを思い出させ、大好きです。

登場キャラクターの性格、みんな最高です。どのキャラクターも、それぞれ良いところ悪いところがちゃんとあって、ただの「カッコいいヤツ」「良いヤツ」「強そうな悪いヤツ」に終わるキャラが、1人もいません。モブと出会って改心し、後半は強力な味方となったテルですら、髪の毛がこんなんになって「きゃー、テルくんめっちゃイッケメ~~~ン!」には、ならない。(最後の最後で髪が戻ったのは、最終話ボーナス?)

※ONE先生のキャラ造形のうまさ、人間観察の鋭さの賜物でしょうか。1mgでいいからわけてほしい。

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この先、このまま「爪」本体をどんどん倒していくだけの少年漫画展開だったらちょっとかったるいですが、それでも「モブと律はどんな高校生になるんだろう~?」とか、「師匠のウソはやっぱりバレちゃうのかなぁ……」とか、キャラクターたちの「これから」が気になって、続きがとっても見たいです(原作買おうと思います)。2期があるといいな……

ひとまず、ワンパンマンの続編決定おめでとうございます!

 

甘々と稲妻

監督/岩崎太郎 シリーズ構成/広田光毅 キャラクターデザイン/原田大基 アニメーション制作/TMS/3xCube(トムス・エンタテインメント

繊細な食育アニメ

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放送前にキービジュアルだけを見て、「ロリ×食=エロ? はいはい、わかりましたよ~」と思ってしまって、すみませんでした。
登場人物のモノローグが一切無かったり、つむぎちゃん役に大人ではなく子役をちゃんと起用したりと、深夜アニメっぽくない演出が大変好ましかったです。毎週『モブサイコ100』の後に今作を視聴し、モブサイコでガッと上がったテンションを、ゆっくりクールダウンしました。
コンビニ漬けの毎日の中で忘れていた「誰かが愛情をこめて作ったごはんは、美味しい」 という当たり前のことを、思い出させてくれる作品でした!

 

ポケットモンスターXY&Z(前期から継続)

アニメーション監修/田部羊一 総監督/湯山邦彦 シリーズ構成/冨岡淳広 キャラクターデザイン/広岡トシヒト アニメーション制作/OLM Team Kato(OLM

サトシの旅は終らない

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「サトシにシンクロして進化する」という、これまでにない優遇設定を付されたゲッコウガを従え、アニメ19年目にして初のリーグ優勝に王手がかかるも……製作陣は、やっぱり今回もサトシをチャンピオンにはしてくれませんでした!!!!!
この事件、私は一生忘れないぞ(笑)

※オレたちはもっともっと強くな……ってアランに負けたぁぁあああ!!!

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美男高校地球防衛部LOVE! LOVE!

監督・音響監督/高松信司 副監督/宮脇千鶴 シリーズ構成/横手美智子 キャラクターデザイン/原由美子 アニメーション制作/スタジオコメット

どうして、ここまで、振り切った……?

男の胸毛から生まれた怪人が登場したり、真夏に平気でクリスマス回をやったり、1期に増して「何でもアリ感」(≒監督のなげやり感 ≒女性スタッフ勢の暴走)を感じた今作。毎週、死ぬほど笑いました。

敵役・双子アイドルVEPPerの正体は、なんと幼い頃に見ていた番組が大好きで、心が幼いまま成長してしまった、行き過ぎたストーカーだった!

↓これが

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↓これになる

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彼らの歪んだ愛を利用し、ディレクター(≒テレビ商業主義者)はヤラセ番組を仕込んで防衛部に襲い掛かってきます。

※番組視聴者からの「イイね」が具現化された謎パワーで攻撃される防衛部メンバー

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そして双子が最終話で暴露する、アイドルの現実。

「アイドルに必要なのは夢じゃねぇ。嘘だ」
「騙して誑かして唆す。それこそがアイドル!」

……高松監督は、商業主義との間に、過去に何かあったんでしょうか?

来クール、同じく高松監督作で「最大最強の刑務所で繰り広げる囚人と看守の超ハイテンションすぎるアクションコメディ」という『ナンバカ』が放送されるようです。美男高校ロスをこちらで癒す予定です。


91Days

監督/鏑木ひろ シリーズ構成/岸本卓 キャラクターデザイン・総作画監督/岸友洋 アニメーション制作/朱夏

骨太復讐譚をじっくり見せる硬派

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ジョーカー・ゲーム』岸本卓さんが脚本!と聞いて、早々に視聴を決定した今作(岸本さんは、世間的には「ハイキューの人」なんでしょうか?)

キャラ萌えは脇に置いておいて、真面目なドラマをじっくり見せよう!というコンセプトには好印象でしたが、製作陣が参考にしている元ネタ(洋画マフィアもの)大好き!が仇となり、ゴッドファーザーっぽい劇伴がかかるたびにイライラしてしまって……実はいまいちノレませんでした……(反省)。それでも最終話まで見ちゃったのは、人肉ラザニア事件とか、「『復讐のために友を殺す』の友って、そっちかよ!」とか、時々予想外のことが起きるのが楽しかったからです。

 過去を忘れないことは大事だけど、今目の前にいる人を大切にしましょーや。……ったく、マフィアってーやつは!

 

逆転裁判 〜その「真実」、異議あり!〜(前期から継続)

監督/渡辺歩 シリーズ構成/冨岡淳広 キャラクターデザイン/太田恵子、渡辺浩二 アニメーション制作/A-1 Pictures

半年間お疲れ様でした

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OPなんで変わっちゃったんだ! 鎖引き楽しみにしてたのに! <<<<<< 冥が可愛すぎる!

 

Re:ゼロから始める異世界生活(前期から継続)

監督/渡邊政治 シリーズ構成/横谷昌宏 キャラクターデザイン・総作画監督坂井久太 アニメーション制作/WHITE FOX

スバルくん、最後は現実に戻るんですか?

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この手の作品は、そこに投影された作者や視聴者の願望(=現実世界では引きこもりがちなニートが、剣と魔法の異世界で英雄になり、複数の異性とイチャイチャする)があんまり好きじゃないのですが、 ①主人公に付されたハンデ(死に戻り)のヘビーさ、②グロ描写の多さ、③主人公が立ち向かうミッションがハードすぎ!のスリルが個人的役満となりまして、ゲーム実況動画を見ているような感覚で、毎週楽しく拝聴しました。

 

以上が、3ヶ月完走した作品の雑な感想です。スタッフの皆さん、ありがとうございました。

他には『ReLIFE』を10話くらいまで見てたんですが、「あれ、このキャラの声優さん誰?」くらいの気持ちで覗いたwikipediaで、つい致命的なネタバレを読んでしまい、視聴する気が一気になくなってリタイア……。
今度から、アニメやっている最中にwikipediaは見ない!!!(泣)