忘れるためのなぐりがき

短編小説や、映画・アニメの感想を書いています。

ダメ週末日記

自業自得で、自分が世界で独りぼっちになった気分が、どうにもこうにもならなかった。
「もー誰でもいいから飲んでやれ!」と、なけなしの財布を握りしめ、恵比寿に向かった。 続きを読む

なんとなく日記

同期の女の子を連れて、前のバイト先へ遊びに行った。

着いた瞬間、「お出口はあちら側です(帰れ!)」って雑にからかわれ、変わらずに快く迎えてくれた気遣いが、嬉しかった。


 「女の子かい! どうせなら男連れてこいよ!」(バイト先に興味あるっていう男の子もいるはいるけど、男の子に教える気はさっぱり起きない)とか、

「4月から何回、遅刻したー?」(働いてた時、二日酔いでシフトすっぽかす or 大遅刻を何回もやっており、クビにされておかしくなかった……)とか、

「タバコ吸う女の子がいなくなって、寂しい」とか(新生活になったら煙草やめるかと思ったら、むしろ美味しくなった)。


そういえば、「卒論を提出し損ねる」っていう酷い賭けをされてたのも、思い出したw

第二の実家って言ったらおこがましいけど、私のダメなとこをわかって、許してくれる人がいるのは、ありがたいって思う。


 


で、女の子には、そのお礼(?)に、彼氏と同棲中っていうお宅へ、招待してもらった。



その女の子は、この春までずっと岩手で生れ育った人で、同期の中でも1、2を争うくらいマイペース。その子の周りだけ時間の流れ方が違ってて、実際に時間が違っていた。ある朝、新しい腕時計着けてきたので、誉めたら、「これ、買ったばっかなのに、止まってるんだー!いま何時?」って、私の時計を見ながらいそいそと時計のネジを回しはじめたことがあった(その日は、その後も何回か時間を教えた)。「この子絶対面白い、というか、強くないか!?」って、ザワザワした。ちなみに、バイト先に対する感想は、「地元の公民館みたいで好き!緩くて、いい!」で、公民館って単語に拍子抜けしつつ、楽しんでもらえたなら良かったな……って思った。



その子の最寄り駅まで行く道すがら、彼氏さんの話を聞いた。馴初めとか、お仕事とか、日頃家でどういうノリでいるのかとか、「いいですね~!」って、心のイイネ!ボタンを10000回くらい押した。


それで、最寄駅に着いて、スーパーでお菓子を買って、しばらく歩いた時、何の気なしに言われた。「私の彼氏、障がいがあって身体が小さいんだ。ビックリしないであげてね。」



ほぼ毎週飲んでる人でも、お互いにとって大切なものを殆ど知らない関係もあれば、一回くらいしか会ってないのに、特別な何かだと感じてしまう関係もある。

縁が不思議。



彼氏さんは、ヤクザ映画が好きな方で、『竜二』とかGONINの話ができて楽しかった。冷蔵庫にビール(× 発泡酒)が五種類ちゃんとある時点で、「はい、このお家、オッケーです!!」って、この二人好きだなって、思った。

雑な感想:『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『メッセージ』、鼠穴

2作について、核心的なネタバレがあります。
未見の人は注意して下さい。

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雑な感想:『竜二』(1983) 物語は「もしも」で出来ている

脚本の先生が、良いドラマとは「キャラクターの内面が変化した/しなかった(結果)」より「変化に直面していかに葛藤したか(過程)がちゃんとあるか?」で決る、と話していたのが印象に残り、例として挙げた『竜二』を、さっそく観た。
ヤクザの竜二が、奥さんと娘ができて一度は足を洗うも、結局はヤクザの世界に戻ってしまう、という物語。

いんなーなんちゃら

(5/14 追記)

五月病だね」
「……そうだね」

解決。

▼実写版『美女と野獣』は、商業的にもポリコレ面でも、100点満点に違いない映画だったが、つまらなかった。POV暴力映画に異常な情熱を傾けちゃった監督による『ハードコア』の方が、100000倍くらい好きだし、凄い価値があると思う。

▼一方、「手作り品は往々にして自己満足に陥りやすい危機があり、然るべき研究開発費を投じて作られた工業製品のコスパの良さこそ、功利主義的に善」っていう、もしかしたらちょっと気持ち悪いかもしれない嗜好は、相変わらずだ。例えば、「家に冷蔵庫が無くても、近所にコンビニがあるなら、コンビニを冷蔵庫代わりに使えばいい」……って思ってしまうので、”高円寺”に住む必要性を、やっぱり感じられない(最近、たまたま高円寺のパン屋巡りに付き添った。概念としての高円寺)。だから逆説的に、海外版と比べた時の、日本版のダサい映画のポスターは、大嫌い。工業製品には頑張ってほしいし、工業製品の分野で頑張りたい。

▼「ある集団で、落ちこぼれとされていた側面が、別の団体では重宝される」……っていう体験をした。よっぽどぶっ飛んだ強者じゃない限り、能力の価値は相対的なもの、なのかな……(考えてみたら、誰かの役に立って初めて、能力って言えるのかもしれない)。具体的には、「あなたは要領を得ないというか、つまり頭が悪いよね」って、あまりに言われ続け、私自身「その通りだな……」ってずっと思っていたのに、近頃「発言に無駄が無い」「わかりやすい」「説得される」と言われることが多く、「え?」と戸惑う。今いる場所で相対的な強みを伸ばしていった先に、私にとっての『ハードコア』に出会えなかったら。毎日、そのことだけが、とっても怖い。この歳で出会っていない時点で、既に何かが手遅れだっていう恐怖が常にあって、でもそうやって恐怖に囚われているうちは一生『ハードコア』には出会えないんだろうなって、尊敬する先輩たちは、行動で語り続けてくる。

▼こうやって、面倒で無意味な物思いに囚われているのが好きで、結局は自分中心で、思いやりが無い人間じゃないかって、久しぶりに前のバイト先を訪れたり、あるいは4月以降に会った人たちとの交流する中で、たまに自分が嫌になる(こんな文章を書いている間に、振られた役割を黙々とこなす同期がいる)。
童話の「幸福な王子」みたいに、周囲に淡々と自分を配る、利他的な人に、なりたい……。

「低温ネタ」限定ライブ『ていおん!』に行ってみた

サンキュータツオさんが主催された「低温ネタ」限定ライブ『ていおん!』の14時の回に行ったので、思ったことを、自分用のメモがてら、書いてみた。

失礼なことを沢山書いている気がするので、先に謝っておきます。
大前提として、「誰もやったことがない/見たことが無い」、あるいは「やる場所を与えられていない」もの、つまり「うまくいくかどうかわからない」ものを、「自分で場所を作って、やってしまうぜ!」って実行しちゃう行動力と勇気が、凄い。
演者の皆様に、「楽しいひと時を、ありがとうございます」って言いたい。

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『牯嶺街少年殺人事件』:映画館でなければギブアップしていた4時間の果てに (※ネタバレあり)

「伝わる言葉を磨く訓練をしたいw」……と思い、140字でぼわーっと発信できるtwitterについては、発信することを辞めました。浅い見方しかできていないことが恥ずかしいですが、自習のために、ブログは時たま更新します。今後とも、よろしくお願いいたします。

4/16 訂正 自分で自分がバカみたいですが、再開しました……ツイッターやりながら、ゆるく新生活をやっていこうと思います。

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映画を見て、久しぶりに、心が内出血した。

夜間中学校に通う主人公が、懐中電灯を頼りに、先が見えない真っ暗闇を手探りで進み、✕✕✕✕✕するまでの4時間。

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